いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
町と街
"まち並み保存"のことを偉そうに書いておきながら、ふと思いました。
"まち"には"町"と"街"があるが、一体何が違うんだろうと。。あるんですね、違いが。。
ウィキペディアをジッと眺めて想像するに。"町"と"街"は、何を"中心"に集まっているかによって、使い分けされているようです。
"町"は、"多くの住居"を中心に"日常に必要なお店"がある様子。
"街"は、"集客力の高いお店たち"を中心に"日常"がある様子。
ということだと思います。
ちなみに"住所"に付く"町"は、地方自治法で定められた区分で、一般呼称の"町"と区別するために"行政町"と呼ぶそうです。
また、歴史的にも町の自治を主導した"地方議員"や"資産家"などの階層のことを"町人"と呼んでいたように、やはり、行政区分に"ゆかり"がありそうです。。。
このような"様子"をもとに考えると、"町並み"は、"多くの住宅"が建ち並ぶ住宅街"街並み"は、"多くのお店"が建ち並ぶ商店街。
"大きいお店"なども建ち並ぶ繁華街。との、(簡単に言い換えるのなら)解釈になりそうです。
さらに"ゆかり"をもとに考えると、"町おこし"は、例えば過疎化した町を復活させるべく、"地方公共団体"が中心に仕掛けること。
"街おこし"は、昔は賑わっていたシャッター街を復活させるべく"主に商売をするヒトたち"が中心となって仕掛けること。と言ったことになりそうです。
そのほかの使い方では、"裏町・下町・町外れ・町医者。。。"
のように町は、"ヒトが住んでいる地域"との印象があるのに対し、街は、"街の灯り・街に買い物に行く・街の声・銀座の街角。。"のように、"ヒトが行きかう場所の様子"としての印象が強いです。
こんな区別があるのだと知ると。。"観光地"を目的とした場所も、
- 保存区域のように日常を維持する"町"。
- 余暇を過ごす避暑地としての"街"。
と。。少し違って見えてきます。
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