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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

保存運動に拍車がかかるキッカケ

岐阜県北部に、白川村"加須良(かずら)"という場所があります。

もともと加須良部落には、比較的若い世代が住んでいたため、雪下ろしなどの"生活の様々な場面"で、隣接する部落を助けていました。

しかし、全国的な過疎現象により、加須良部落が"集団離村"を決めたのは、昭和40年代に入ってからのことでした。

離村の際、倒壊してしまった"合掌造りの建物"の写真が、新聞に大きく掲載され、「かけ声だけの"保存"ではどうにもならない。」と、記事は締めくくられたのですが、前回と同様、このような報道によって、集落での日常の"厳しさ"のイメージはますます定着することになったのでした。

これは、異文化を"眺める、報道する"といったよりも"大家族"を"大昔の習慣"として、くくってしまい、"感じ"としては、同じ文化圏にいる集団の"高いところからの視点"で、報道されていたそうです。

しかし、このような"集団離村"や"ダム建設による集落の水没"などの報道が、合掌造りの建物の"保存運動"の"引き金"となり、さらには、建物にとどまらず、白川村"荻町集落"を守る動きへと繋がっていったのでした。。。

このような過程を眺めていると、もともと保存する価値はあるにしても、なにがキッカケで、保存運動に"拍車がかかる"のか。。全く分からなくなります。

単純に"なんとか協会"のように関係者だけの決定で動くわけではないのですね。

その後、加須良部落の"合掌造り"の幾つかは、荻町の"合掌造り民家園"に移築保存され、いまでも、離村したヒトたちは、畑をしに加須良を訪れているそうです。。


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