いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
お知らせをさせてください。モデリング😊に「4つのコース」を設置しました。ご興味ある方は、下記URLからご覧ください。
公共性のある場所
公共性がある建築物では、利用する人の要望をどのように反映させるかが大変難しい問題です。
80年代以降、設計に地域住民参加を取り入れる試みが行われ、最近では、設計プロポーサルでワークショップの実践が、条件となることもあります。
一方で、それが行政業務の軽減になっていないか、本当に建築デザインの質の向上に繋がっているのか、という疑問があることも事実です。
目的
ワークショップの実践で、建築物以外の公園などの場合は、少し単純になります。
建築物に比べ、完成後の利活用が比較的簡単に想像でき、器用な人なら、絵にすることもできるからです。
さらに、住民参加の本来の目的をワークショップへの参加だけではなく、公園が完成した後の利活用の実践に繋げることも大事です。
これらを担う進行役は、行政と地域住民の間に立って公平な立場から条件と要望を調整し、設計を通じて参加者の意欲を引き出し、完成後の活性化をデザインすることが求められることとなります。
活気のある公園
公園完成後も地域住民が関わり続けている公園はとても活気があリます。
開園10年近くなる世田谷区立二子玉川公園は、それぞれ異なる目的をもつグループが複数あり、各グループが、公園に新たな魅力付けをしています。
また最近では、もともとヨーロッパの都市の公園の、古タイヤを積み上げたりしただけの遊び場を見習ってつくられたプレーパークを設置する自治体もあります。
このプレーパークとは、従来の公園のようにブランコやシーソーなど、お仕着せの遊び場と違い、一見、無秩序に見えても、子供たちが想像力で遊びを作りだすことができる場所を指します。
文京区立六義公園では、プレーパークが活動拠点となリ、ダイナミックな遊びを展開し、多くの住民の経験を豊かにしています。
多様性のある場
ワークショップでは、カフェや本屋などの誘致も話題となることもあるようで、子どもや高齢者の居場所だけでなく、あらゆる世代の居場所として計画進行されることもあります。
その時代に合った人の居場所になるよう、新たな多様性のある場をつくることが、今後あらゆる場面で求められることになると思います。
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