いつもありがとうございます。必要の場をツクル設計事務所-長尾アトリエ の 長尾 です。
MANGA
今では日本のマンガは「MANGA」として、世界中で親しまれています。
それは日本で描かれた作品が、海外で翻訳されて読まれるだけでなく、海外のクリエイターがマンガの表現を取り入れて、それぞれの文化を生かしたオリジナル作品も数多く生まれています。
こうした海外のMANGAには、ひとつの共通した特徴があります。
それは、日本の建築や街並みが印象的に描かれていることです。
神社や鳥居、畳の部屋、障子、縁側、日本語の看板が並ぶ街並みなど、日本らしさを感じさせる風景は、海外のMANGAにも登場します。
これらは単なる背景ではなく、ここは日本ということを読者に自然と伝える、大事な役割を果たしています。
イメージとしての日本
海外の作品に描かれる日本は、必ずしも現実を忠実に再現したものではありません。
マンガに限らず、雑誌やSNSなどを通して育まれた日本らしい風景のイメージを、ひとつの物語の舞台として表現されています。
このため、実際の風景とは少し異なっていても、多くの人が違和感なく「日本らしい」と感じられる空間になっています。
日本らしい風景
学校や旅館なども、海外のMANGAによく登場する場所で、さまざまな物語が展開する舞台として親しまれ、多くの読者にとっても日本を思い描くきっかけになっています。
また、海外のMANGAに日本が描かれる理由は、日本への憧れだけではありません。
雑誌やSNSなどを通して育まれた日本らしいイメージを共有し、その雰囲気を表現する舞台として、日本の街並みや建築が選ばれているのです。
だからこそ、海外で生まれたMANGAの日本の建築や街並みは、単なる背景ではなく、日本らしさという世界観を育む大事な要素になっていて、世界の多くの人たちの想像力を刺激していることが分かります。
建築や街並みには、その国の文化や暮らしを自然に伝える力があります。
海外のMANGAに描かれた日本の風景は、建築が文化をつなぐ存在であることを改めて感じさせてくれる興味深い事例のひとつではないかと考えています。
