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街のデザイン

建築は「一棟」だけでなく「街なみ」までデザインできます。

良好な都市景観をつくるためには、建築物を「個」としてではなく、「群」として捉え、街なみ全体をデザインするという考え方があります。

1970年代後半からは、戸建住宅地や集合住宅団地の企画・開発において、このような視点を取り入れる建築家が現れ、多くの実践が積み重ねられてきました。

その後21世紀に入り、国や自治体は住宅供給が成熟したと判断し、公的な住宅供給から徐々に役割を縮小することとなります。

その結果、地域の住宅供給は民間の住宅ビルダーが担う時代へと移り変わっています。

現在でも、住宅ビルダーと協力しながら、良好な住宅地づくりに取り組む建築士は少なくありません。

社会に役立つ建築へ

そもそもデザインには、社会に貢献する役割、つまり「公益性」があります。

いままでも多くの建築家が、社会に役立つ住宅や建築に取り組んできました。

一方で、当時の建築界では、公営住宅や一般住宅は建築家の仕事として高く評価されることは少なく、多くの建築家が作品性の高い建築を目指していた時代でもありました。

しかし、建築は人々の暮らしを支える社会基盤でもあります。

その視点から考えると、多くの人が暮らす住宅そのものの質を高めることも、建築家に求められる重要な役割ではないかと考えられます。

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