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人材不足

近年、国内で働く外国人の人口は約130万人となっています。

国内での人材不足を解消しよう!という趣旨で、2019年に施行された改正入管法により、外国人も安心で安全に暮らせる共生社会の実現が、目指されています。

一方で、イギリスのEU離脱の背景には、移民政策における対立があり、移民は国際社会の課題でもあります。

しかし、移住生活を希望する人がいる限り、共生社会の整備は、街づくりの課題であり、日本では、語学教育の充実や医療・保健・福祉サービスの提供のほか、居住支援の促進までも目標に掲げています。

居住支援を展開するために、日本での生活が、どのように理解されているのかを把握することも必要となります。

海外からの留学生が、どのような生活イメージをもって来日したのかを研究した京都の大学生は、マンガに描かれた住宅からも、日本での生活に期待を抱いていることを示しています。

一方で日本からの視点で考えてみると、マンガの発行時期描かれている時代によっても、住宅の機能間取りなどは、大きく変化していると考えられます。

国内での日本の住宅イメージとして、木造の日本家屋を想像する人もいれば、いわゆる文化住宅を想像する人もいると思います。

さらに今後、このイメージは変化する可能性も十分にあります。

伝統的な絵巻物が過去の生活を記録していることと同じく、現代のマンガは、その作者の視点によって、日常的な生活を記録する媒体だとも考えられます。

古いマンガの中には、当時流行っていた、広告・ファッション・食べ物など、懐かしいシーンが描かれていることがあります。

実際の建物も、木造からRC造へ汲み取りから水洗へ畳からフローリングへ襖からドアへと、今の生活に合わせて変化してきました。

そこで、マンガの世界の中に登場する間取り時代背景から色々学んでみることも面白いので、次回から少し見てみたいと思います。

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