いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

モダニズムの条件

"モノ"と"技術"を"正しい状態"で使い、表現するコトが、モダニズムの条件です。

では、"正しい状態"とは、どのような"状態"なのでしょうか?

分かり易いのは"建築"の場合です。

20世紀初頭の転換期。全く"新しい媒体(材料、技術)"として鉄、ガラス、コンクリートが登場します。

そして、これらの特性を注意深く観察し、最良の方法で使用することで、従来では不可能だった、"自由な間取り"にしたり、"横に長い窓(開口)"を設置することが、可能となったのです。

つまり、このプロセスが、建築で言うところの"正しい状態"ということです。

もちろん"計画者の意図"や"時代背景"にもよりますが、鉄筋コンクリートを利用し、従来の"組積造り"の造形を真似ただけのものは、材料の特性を活かしていないため、"正しくない状態"ということです。

では、絵画のように"新しい媒体(素材や道具)"が、登場しなかった分野では、どうだったのでしょうか?

やはりそれは、"キャンバス、絵の具"の"使い方"を"見直す"コトから始まったようです。

19世紀。フランスの画家"エドゥアール・マネ"。

マネ以前の絵画。。。例えば、ダビンチ(16世紀ころ)の"最後の晩餐"などは、"黄金比"を組み込んだ"遠近法"などが使われ、"立体的"に見えるように描かれています。

それに対し、マネが描く絵画では、"絵の具"が"ベタッ"と平らに塗られています。

これは、キャンバスという媒体(道具)が、"平ら"だったからなのです。

このように、道具の"再解釈"により、絵画を"正しい状態"に戻したことで、マネが描いた絵画たちは、"根本的に新しいもの"として世の中に登場したのです。

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