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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

IBAエムシャーパーク構想と豊洲問題

IT技術の発達により生まれた、現在の"新しい働き方"。

そんな未来を予想していたかのような方法が、"IBAエムシャーパーク構想"にはあります。"IBA 構想"への"参加者"はというと、都市計画、建築、生態学、社会学、経済学などなどの"専門家"が、約半数を占めており、そして、残りの半数が"広報"を行っていました。

ちょっと話はそれますが、例えば、

日本の"街の再生"事業は、税金を投入というカタチが一般的で、豊洲のコトでも分かるように"有識者会議"なるものになんら"決定権"はなく、実際は、事業主体の"担当者"が、決定しているコトが、一連の出来事で"公"になりました。

そこで、とても特徴的だと思うのが、"IBA 構想"参加者の半数が"広報"というコトです。もう少しかみ砕くと、豊洲の場合、アドバイザーとして有識者会議の"外部のメンバー"が、選ばれているのに対し"IBA構想"だと、同様のメンバーが"内部"で参加しており、

例えば、土壌汚染の解決策や具体的な施設計画を、ごく一部の"話し合い"で決定するのではなく、広報が、世界に向け情報発信をし、コンペというカタチで、回答を収集するといった役割を担っていたことが読み取れます。

もちろん民間組織なので、運営で"赤字"にはできません。

そこで、各分野の"代表者"で構成する"運営委員会"で事業計画を行い、10年後のプロジェクト終了時点での事業費合計が、約3,000億円として開始することとなります。

もちろん、再生内容にもよりますが、分かり易く比較してみると、豊洲市場施設の場合、

  • 盛 土 費 用 : 約850億円
  • 施設 設計費用 : 約12億円
  • 施設 落札価格 : 約1,000億円

で、その他もろもろ合計して約2,000億円ざっと計算して、この再生地方の面積:1ha(100m×100m)が、80000個分豊洲の対象敷地面積:1ha(100m×100m)が、40個分で、豊洲の"約2000倍の面積"であるコトを考えると。。

さて、世界中からアイデアを募り、シンポジウムやワークショップで"実行計画"をつめていきつめられた個別の事業は、自治体のほかに、"民間会社"が"事業主体"となり行います。

その際、160ものプロジェクトを行う"財源"ですが、全体の3分の2を税金、3分の1を事業主体(民間)独自の財源で行うコトができました。

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