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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

ドイツのIBA方式という伝統的まちづくり手法

産業を単純に3つに分類できなくなると産業構造が"転換"することになります。それは、街自体が"変化"することを意味します。

そして、個々の"街自体"にも性格があり、大まかには、"都市部"と"地方部"とでは、その変化"方法"に違いが生じます。

例えば、イタリア・トリノ市のような"都市部"にある工場跡地。自動車工場が撤退し、"住宅街・科学館・公園・広場・宗教施設"などを含む街として再生されました。

その空間に、製鉄所の"構造物"を産業遺産の"痕跡"とし、ランドマークとして取り込んでいます。場所に時間(歴史)感覚を重ねるといった現代アートのような"編集"でも、都市部では成立するコトを示しています。

一方、地方部の編集は多様性に限界があり、とても難しいです。

そんな中、ドイツに"IBA方式"という伝統的な"まちづくり手法"があります。"IBA方式"とは、国際建設"展覧会"という意味なのですが、一般的にイメージされる"展覧会"とは、ちょっと違い、街や建築物の"あり方"を国際コンペで募り、すごく良い案を実際に造って"展示する"。という"展覧会"なのです。

展覧会"会場"が、実際の"街"ということです。(なんか、おもしろいです。)具体的に、この"IBA方式"を採用し街の再生をしている場所が、ドイツ・ルール地方の"炭鉱遺産"を活かした

"IBAエムシャーパーク構想"

です。まさに、サスティナブル(持続可能)な街として、書物も多数出版されていることから、現在進行中のまちづくりというコトが読み取れます。

ルール地方は、ドイツ・ベルギー・オランダの"国境接点"近くの帯状地域です。人口は、千葉県や兵庫県と同じくらいの約600万人ほどで、もともと、石炭・鉄鋼・化学工業など"重工業"で栄えていた街です。

それが、60代頃から"重工業"が衰退し、失業率が、西ドイツ誕生以来、最悪となりました。そこでこの場所に、"IBA方式"という"爆弾"をもってきて、"経済を再稼動させよう!"という試みなのです。

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