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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

IBAエムシャーパーク構想の特徴

紀元前13世紀頃から始まる"カースト制"。

いまでは、色々な呼び方になっているのですが、ヒンドゥー教における"身分制度"です。制度の下で"生き方"が決められており当然、職業さえ"自由に選べません"でした。

しかし、70年代以降、各国で起こった、都市化に伴う"産業化"の急速な発達は職業"選択の自由"をもたらしました。

特に、第四次産業革命の大部分を占める"ITの分野"は、従来の制度で、区分けできない領域にあり、身分を問わず働くことができ、インドなどで、急速な発展を遂げるコトとなりました。

同じように、現在第四次産業と呼ばれることもある"IT産業"のように産業を単純に3つに分類できなくなると産業構造の変化が求められるようになります。

そしてそれは、街自体が"変化"するコトを意味します。

一方で、環境や資源、住むヒトや職業など。。様々な条件の下、街は固有の性格を持ちます。そのため街は、その性格に沿った、変化"方法"が求められます。

そんな中、"豊富な資源がある地域"であるコトと"資源工場が生み出した環境汚染"という2つの"相反"する"性格"を持ってしまった、ドイツのルール地方。

IBAエムシャーパーク構想では、街自体を"ブランディング"することをコンセプトとし、変化(再生)に取り組みました。

10年という限られた時間で、持続可能な"街(産業構造)"の骨格をつくるためのIBAエムシャーパーク構想の特徴とは、

①"良い建物"や"手本となる街づくり"を実際につくる。

これは、街づくりを専門家でない一般のヒトにも"身近に感じてもらう"ことを目的とし、多くのヒトの目を養い、美の感覚を浸透させることにあります。

②"展覧会場"は、実際に日常をおくる地域とする。

これは、どこかの遠くはなれた特別な場所に、観賞用として会場を設置するのではなく日常に必要な場所が良い実例であることで、波及効果を期待するためです。

③ 建築物などは、地域のストックとして"完成"させる。

これは、環境汚染から学んだコトなのだと思うのですが、汚れたら。。取り換えればいい。。。では、汚れても気にしなくなり、やがては、取り換えることすらできなくなる。。

ということにならないように、資産として、街が"常に良い方向へ改善"していけるようにするためだと思います。

④ 街づくりの過程を展示する。

これは、プレゼンボードなどで展示するといったことではなく、現都知事が"透明化"を推進するコトと近く、街づくりを分かり易く一般的するということです。

過程を透明にすることで、展覧会が終わっても今度は"住民の手"によって常に良い方向へ"改善し続けていく"コトができるようにです。

以上の特徴は、これからますます日本各地で増加するであろう、"持続可能な街"としての"再生"に、参考になる特徴だと思います。

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