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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です

困難になる遺産価値の維持

そもそも世界遺産とは。。

1960年以降、自然破壊と呼ばれた、ヒトの手による"開発行為"の影響が、
文化財にまで及び、
その破壊から"人類の宝"を守ろうと、世界各国で知恵を搾り出し、
その結果生まれた決まりごとです。

そのため登録されると、保護・保全の義務が生じます。
当然、人類の宝の"保護・保全"なのだから
その仕組み自体には、大義があると思いますが、

なにせ、登録数の増えすぎです。。

どんな分野でも、
数が増えることで"対象の価値"が微妙になってきます。

しかし、

世界遺産の場合は、数の増加以外でも
価値の維持が困難になる場合があるようです。

もともとは、
開発行為からの"保護"を目的にしていたのが、

現在、地球規模での"温暖化"。
そして、それに伴う異常気象による災害。
地震や風雨などによる天災。

さらに、テロや戦争による遺産の破壊や略奪や盗掘。
政情不安にともなう貴重な動植物の密猟や伐採。
。。などなど

守るべき遺産は様々な危険にさらされる時代になっています。

このような危険にさらされる遺産は、
国際社会で優先的に守っていくために"危機遺産リスト"
なるものに登録されているようで、
現在54件にものぼります。

例えば。。1000年以上もの歴史を持ちながら2001年。
タリバンによって破壊された
アフガニスタンのバーミヤンにある"大仏"。

また、
年間100万人を超える"観光客"が訪れるギリシャの"パルテノン神殿"では、
その影響で遺跡が擦り減ってしまう。

ことが起き、
単に開発行為からの、保護活動・保全活動としてでは、
とても価値を維持できる状況下にはないのです。

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