いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

スタバのRe&Go

11月17日。

スターバックスコーヒージャパンが、繰り返し利用できるステンレスカップを貸し出す、循環型プログラムの実証実験を行うと発表しました。

店舗内で飲んだ後、返却する。カップを借りて後に返却する。といった選択ができるそうです。

捨てない食器

リーアンドゴー(Re&Go)とは、"繰り返し使う"くらいの意味だと思います。

Re&Goプロジェクトとしてホテルや飲食店が協力し合い、テイクアウト販売の食品容器をリユースする取り組みを"スタバ"の取り組み以前に、地域単位で始めていたようです。

沖縄県読谷村では、2020年12月から2021年2月まで、ホテルやコーヒーチエーン店などプラスチックフリーを目指す飲食業13店舗が参加して実証実験が行われました。

参加店は、リユースボックスやボトルで食事や飲み物を提供します。その後、顧客は返却を受け付けている複数店舗から選んで、食器を返却します。

返却された食器は、ロイヤルホテル沖縄残波岬に集められ、洗浄後、参加店に戻る仕組みです。

期間中の平均で、リユースボックスやボトルがそれぞれ1日に、2~5個活用しての実証実験でしたが、うまくいけばペットボトルが100%リサイクルできないのに対し、より単純な仕組みで、プラスチックゴミを減らすことができることになります。

洗浄を一手に引き受けるため、汚れた状態で食器が返却されるのではと、心配がありましたが、実際は6割の方が、洗っていたそうです。

実証実験終了後には、容器を"石油"からつくるプラスチックから、トウモロコシなどの"穀物資源"からつくる"バイオマスプラスチック"に変える参加店もありました。

また、実際に参加することで、プラスチックフリーや、改めてSDGsへの認識へもつながることになりそうです。

最近では、就職活動中の学生から「ホテルではSDGsに取り組んでいますか?」などと質問されることもあるそうで、今後は、働き方にも大きく関係していく要素になりそうです。

多様性を受け入れる社会であるためには、個人の意識の変化に伴い、その個人が取り組める選択肢が目の前にあることが、とても大事だと思います。

Re&Goプロジェクトは、食器という身近なところから、変化のスイッチを入れる取り組みです。

これからは、海洋プラスチックごみの影響ゼロ、CO2排出量の削減などを目標に、使い捨てごみを"減らす"こと、意識・活動のエリアを"広める"ことが必要になってきそうです。

≪ 1級建築士事務所 長尾景司アトリエ ≫ 長尾景司 ≪ 


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