いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
日本の再生可能エネルギー比率
現在の日本の再生可能エネルギー比率は、石油などの化石燃料を含め家庭や会社、工場、輸送などで消費されたすべてのエネルギーのうちの10%ほどです。
約10年前は、5%ほどだったことを考えると少しづつ進歩しています。
太陽光パネルが普及しだした頃は、初期の設置費用を償却するのに、約50年と言われていました。
しかし現在では、パネルの価格が安くなっていることと、発電の性能が向上しているため償却期間も短くなっているようです。
このため場合によっては、設置して10年ほどで償却できることもあるそうです。
現在進行形の従来の発電方法は、電力会社の大規模な発電所で石油や天然ガス、石炭といった化石燃料を燃やした熱で蒸気をつくりタービンを回すことで発電しています。
このため、化石燃料は燃やす時にCO2を排出するのに対して、太陽光パネルは発電時にCO2を排出しません。
ちなみに東京五輪の聖火台にも使われた水素ガスですが、主に天然ガスや石油などの化石燃料から取り出しているようなのですが、石油は約100年、天然ガスは約50年で枯渇すると言われています。
一方恐らく、人類がある限り枯渇すつことはなさそうな太陽や風などを活用する"再生可能エネルギー"は、天候に左右されたり初期費用がかかったりしますがCO2が発生しないため地球温暖化抑制に貢献していることは、間違いなさそうです。
また、電力自由化が影響し、太陽光などをうまく活用すれば、家庭用の電気代も少しは節約できるようになって来ました。
ただ、これはもともと家庭向けの電気料金が高いからで、法人向けの割安な電気を使用している企業にとっては、気候に左右され易い再生可能エネルギーはまだまだ割高のようです。
しかし、世界には日射量が多い地域もあり太陽光発電の電気のほうが安い場所も出てきました。
例えば、タイなどでは、工場を持つ日本企業向けに、工場の屋根に太陽光パネルを設置し、電力を直接供給することなどを始めているようです。
タイでは日射がよく、初期の工事費用も日本に比べ安いため、比較的安い価格で月々の電気を使用できるようになったようです。
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