いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
空間は新陳代謝できる(リノベーション)
お知らせをさせてください。モデリング😊に「4つのコース」を設置しました。ご興味ある方は、下記URLからご覧ください。
必要の場をツクル最初の一歩
4つのモデリングコース(外部サイト)
学生のアイデア
ウブサラ市では、未来を担う学生からアイデアを募り、積極的に街づくりに取り入れる試みを多数行っています。
その中のひとつに、ウブサラ大学でのプロジェクトがあります。
まず、国からの助成金をもとに、学生に市内の洪水問題を解決するためのまちづくリ計画を提案して、アイデアを募ります。
プロジェクトは、街の地形的な特徴をもとに学生からアイデアを募ることで、新しい考え方を市政に導入することを目的としています。
評価基準は、
- 技術的実現可能性
- 持続可能性
- ランドスケープの適応性
- 実効性
- 統合性 – 利害関係者にも関係
- 広告の潜在性
- 機能性 – 多機能性
- コスト効果
- 目新しさ – 創造性
- 発表 – ロ語と筆記
と、単なるアイデアではなく、実際に運用可能な構造を求めるものとなっています。
採用されたアイデアは、
- 様々なプロジェクトの利害関係者の必要性と挑戦的なアイデアがあリ、市が目指すいくつかの目的と一致している。
- 革新的で、人間中心の技術とデザインを通して、洪水の質と量の問題を解決している。
という理由で評価されています。
コンペに参加した5つの学生グループは、専門家や企業、NGOなど多彩な関係者と関わることで、アイデアを深めていく作業を約半年かけて行うプロジェクトになりました。
賞としては2017年10月に開催された、イタリアサルディニア島で行われた、水に関する会議で発表されます。
このように、SDGsに向けたウブサラ市の環境政策は、特定のコミュニティの中で決定されるものでもなく、全ての人の参加を促していることがプロジェクトに見ることができます。
つまり、サスティナブルな街づくりには、自然保護的な側面だけでなく、民主主義的な視点も不可欠で、特に、社会的弱者になりやすい人たちに耳を傾けることが大事なのだと考えられます。
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