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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
ネイバーフッド・アソシエーション
地域で問題が起こったとき、行政に相談する。といったことは良く聞きます。
問題が起こったとき、ポートランドでは、街のことは自分のこととし、住民同士の話し合いをもとに、対策がとられます。
1930年頃から"ネイバーフッド・アソシエーション"。(多分"ご近所組合"くらいの意味だと思います。。)という組織が存在し、住民の"自発的な意思"によって運営され、その他にも公式の市民参加団体として100近い団体が認められ、住民参加型の合意形成が行われています。
。。と、
徳島県の"神山町"の話の時にも何か似たような話がありました。。神山町全体のマネジメントを行っているNPO法人グリーンバレー。
もともとは、"県主導"で"とくしま国際文化村"をつくる。という計画をもとに20年先を見据え、いずれは"行政"でなく、"地域住民"主導で運営されるべき。
むしろ"地域住民"主導でなければ持続できない。と考え自発的に行動を起こした。というものでした。
ポートランドのネイバーフッド・アソシエーションでも、"自分たちの住む街は、自分たちでつくっていく"という考え方が根底にあり、ひとりひとりが、街のことを自分のこととして捉え、地域の未来をよくするために、街づくりに積極的に参加しているようです。
このようなことが、当たり前の日常は、“オーガニックフード”。インスタントコーヒー、スターバックスなどのシアトル系コーヒーに次ぎ地域に根付いたコーヒー専門店が提供する、“サードウェーブコーヒー”など、新しい文化も生み出してきました。
住民主導で生活の質を重視し、"創造都市"とも呼ばれるポートランドが創りだした最大の文化は住民の新しいライフスタイルのようです。
- 徒歩圏内で日常必需品が揃う利便性。
- 自然豊かな環境。
- 地域で採れた美味しい旬の食材による食事。
- 近隣住民とのコミュニケーション。
ポートランドの街づくりには、これからの街のヒントが、たくさん詰まっていそうです。
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