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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

ミックスドユース

住宅・商業施設・オフィス・文化施設・工場など。。ひとつの"建物や街区"の中に、色々な用途空間を混在させることを"ミクスドユース"と呼びます。

ヨーロッパの旅では、小さな都市でも街中が賑わっていて、楽しげな雰囲気に包まれていると感じたことのあるヒトは多いと思います。

カフェなどの飲食店はもちろん、住いや仕事場など色々な施設が、寄り添うように街なかに集まり、食事するヒト仕事に道を急ぐヒト、くつろぐヒトなど各々にとっての街と"向き合う姿"があり、活気づいています。

都市計画におけるミクスドユースの活用は、このように、長い歴史をかけ、街の魅力を培ってきた姿に学び、現代の街づくりの中で、応用したと考えることができます。

都市の歴史を俯瞰して見れば、ミクスドユースはごく普通のことでした。

しかし、近代都市の大部分をつくってきた、都市計画では、用途の複合とは真逆の"用途の単一化"が一般的でした。

なぜなら、工業化による経済成長を軸にした近代では、快適な暮らしを守るために住宅と工場など。。安全・衛生・騒音などの視点から隣接させることで不具合が生じる用途の混在を避けることがとても大事で、生産効率の視点からも"用途の単一化"が望ましいと考えられてきたのです。

そのため、現在の建築基準法では、都市計画法で"用途地域"といったものを定めており、街を用途によって領域を決め、商業地域や住居地域、工業地域などの住み分け行っており、結果、エリアとしての"街区"や個々の"建築"にいたるまで、"用途の単一化"が計画の中に染み込んでいったのでした。

このような"用途の単一化"の流れに初めて異議を唱えたのがアメリカのジャーナリストジェーン・ジェイコブスです。

ノンフィクション作家でもあった彼女は、1961 年に著した書籍の中で、都市の活力は"多様性"によって維持される。とし、様々な用途が混在することが必要であると、声をあげたのでした。

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