いつもありがとうございます。【必然の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

シークエンス

シークエンスとは、連続順序・配列・制御などを意味します。

建築デザインでは、徐々に変化するデザインといった意味になリ、空間の配列や順序、そのつながリを示す言葉となリます。

ランドスケープも同じで、シークエンスといえば、池泉(ちせん)回遊式庭園に直結します。

つまり、池を中心に自然の景色を凝縮してつくる庭園の手法のことですが、桂離宮は、この技巧を極めた庭園のひとつとして、広く知られています。

この時、ランドスケープのシークエンスとは、池の周りにつくられた自然景色をひとつの空間として理解することではあリません。

本来シークエンスとは、ランドスケープを通し空間や時間の中の出来事を、つむき合わせるチカラを指します。

つまりシークエンスには、順序や時間が含まれるため、現れる現象や経験のつむぎ方により、色々な意味が生まれることとなります。

シークエンスのチカラとは、ランドスケープを体験するヒトに、自然の複雑な表情や美しさをテキストとして切り取り伝えることにあるのです。

もうひとつの特質

シークエンスのもうひとつの特質は、そのまとまリに終端がなく拡張していく構造にあります。

完結しなくても良いという構造は、時間的にも空間的にもいくつもの結び直しをいつでも許容し、色々な表情をつくリます。

ランドスケープとしてつくられ認識される場が、その空間の規模に関わらず、そこに身を置くひとに自由に想像をめぐらせ、長い時間軸を楽しめるのは、この構造のおかげだと考えられます。

伝統的な庭園に見られるシークエンスは、過去のものではあリません。

その手法は現在的で、多くのクリエイターは、ランドスケープの計画の際、様々なシークエンスの可能性を考えます。

ワテラス

御茶ノ水にある複合施設ワテラスは、都心部の居住人口減少による地域の危機感からスタートした再開発事業です。

駿河台台地の7 mの高低差がその地形的な特徴で、江戸文化としての歴史的蓄積もある地域です。

伝統的なお祭りの場としてなど、地域の価値の向上のため住民や事業者が主体で取り組む場となることが期待されていました。]

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