建築業界の転換期
いつもありがとうございます。
【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
いま、
日本の建築業界は、大きな転換期にあります。
票を得るための選挙演説とは異なり、
本当に"生活者が主役"の時代に移行中です。
土地神話が終わり、
これからは、地価の上昇は見込めず、
新築市場は"確実に縮小"していきます。
一方、
空き家などの"建物ストック"は、増加しているのに、
その"有効活用法"に大きな進展はありません。
このような現実に直面しながらも、
建築業界の"ほとんどのヒト"は、
遥か昔につくられた、
新築"量産型"の"仕組み"の中で惰性的に動いています。
すでに"新しい領域"を見つける時期にきています。
そこで、
着目すべき"重要なポイント"になるのが、
①不動産マネジメント
②ひとりひとり異なる、日常生活
③リノベーション
の3点です。
これらに見られる共通の特徴は、
社会全体が"同じ目標"をもっていた
前回の東京オリンピックの時のように
平均的な"答え"にあるのではなく、
従来とは、異なる"新しい建築領域"をつくり
従来とは、異なる"新たなプロジェクト"を立ち上げる
ことを求めている部分にあります。
当事務所で"モデリング業務"を重視しているのには、
このような背景があります。
いま、
空き家の数は全国で、820万戸になります。
まず、
考えるべきことは、
"既存の建物"に"どんな時間"を"組み込む"か。
です。
そして、もうひとつ
いままで、住み分けてきた、
"不動産の管理・流通"領域に接点をもつこと。
が、とても大事になってきます。。つづく。