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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です
コンパクトな街ポートランド
もちろん。サステナブルな取り組みをしている街は、世界にあります。
アメリカオレゴン州最大の都市"ポートランド"。
地図でみるとアメリカ左上の西海岸。全米No.1住みたいとされその人口は、約60万人、面積は約380k㎡。とコンパクトな街です。
横浜市と比べると、面積は少し小さいくらいなのですが、人口は5分の1ほどです。
この街の人気の高さは約500人ものヒトが、移住してくる"週"があることからも証明されています。
ではいったい、なにが魅力なのか。。まず、"全米"で最も住みたい街として
- 最も環境に優しい街
- 最も自転車通勤しやすい街
- 最も外食目的で出かける価値のある都市
- 最も菜食主義者に優しい街
- 最も健康に暮らせる街
- 知的労働者に最も人気のある街
など。。多角的な視点からエコロジカルでクリエイティブな街として高く評価されています。
街のツクリとしても、通常の半分の広さでつくられた街区に、たくさんのカフェ。
車を10分ほど走らせれば、有機栽培のワイナリーや山や川の大自然が残り、手の届く距離に必要な物があり、自然にも癒される。
このため、クリエイターや若者を中心に、移住する一方で、一度この都市を訪れると、その"ちょうど良さ"が気に入り、リタイア後に永住地として、引っ越してくる人も多いそうです。
しかし、ずっと昔からそうだった訳ではなく、60年代までは、車社会が当然のよくある都市のひとつだったのです。
そして、森林伐採や地球温暖化が叫ばれ始めた80年代に差し掛かる頃、転機が訪れます。
街には、"都市部"と"農地・森林"の土地利用を区分する"都市成長境界線"が導入され、この境界線のもと、都市部では、機能を"コンパクト"に集中させ効率化をはかります。
同時に、農地や森林を"保全"することで、農業が盛んに行われるようになり、都市部に住む住民や企業に向けて新鮮な農産物を届けることで、共存できるようになったのでした。
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