いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
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昭和50年代~平成「クレョンしんちゃん」1990年
ダイニングキッチンが居間に接近。
![](https://i0.wp.com/nagao-atelier.com/wp-content/uploads/2023/07/20230708クレヨンしんちゃん.png?resize=800%2C387&ssl=1)
昭和50年代~平成にかけて、中廊下を挟んでダイニング・キッチンと居間を別々に配置するという間取りから、ダイニング・キッチンと居間 が廊下を介さず、襖などで仕切った隣り合わせにする間取りが登場します。
「クレョンしんちゃん」の野原家も典型的なそのひとつです。
8帖の ダイニング・キッチンに、同じく8帖の居間なので、間に襖がなければ16帖のLDKとなります。
この頃は、すでにLDKスタイルはあったと思いますが、あまり普及しなかったのは何故なのか?
それは、当時の多くの居住者の生活スタイルが関係していたようです。
昭和50年代は、高度成長期が終わり、経済の伸びが鈍化した成長安定期に入った頃で、例えば、LDKスタイルの場合。
- (夫)休日に妻や子供の友人が居間で談笑、遊んでいる時にLDKだと飲食などができない。
- (妻)突然の来客に雑然とした台所を見られたくない。
といったところです。
一方、「客間で談笑や遊びをしては?」とも考えられますが、あらたまった来客はそうするけれども、お茶やお菓子を出すのに便利な配置なので、近しい友人はやはり居間に通したいと。
もちろん普及しなかった理由はこれだけではないと思いますが、いわゆる家庭の裏側を見られたくないといったイメージがあったのだと思います。
でも、ダイニング・キッチンと居間が隣り合うことで、LDKの導線の良さには気がついていたようです。
≪ 1級建築士事務所 長尾景司アトリエ ≫ 長尾景司 ≪
![](https://i0.wp.com/nagao-atelier.com/wp-content/uploads/2023/02/20230218リノベーションのチカラ.jpg?resize=1024%2C243&ssl=1)