いつもありがとうございます。必要の場をツクル設計事務所-長尾アトリエ の 長尾 です。

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https://youtu.be/2xu7Bs4is9U

配色方法

全体的に統一感のある印象で建物の配色を考える場合、「類似色調和型」という方法があります。

これは、複数の建築物に、2つ以上の近い色相を使う方法です。

例えば、暖色系と呼ばれる色は、主に色相が「黄赤」・「黄」の2系統の中にあります。

そしてその種類は、青に近い「黄赤」、緑に近い「黄」というように5つほどあります。

この5つの色相に明度・彩度の変化をつけると、より多くの種類の色をつくることができます。

さらに、屋根・外装以外の手すり・窓枠などの各部位ごとに色の調子を合わせると、変化がありながら統一感もある「類似色調和型×トーン調和型」の配色となります。

もっと大きく変化させたい場合、色相の幅に変化を持たせる方法もあります。

これを「多色相トーン調和型」と言い、例えば「暖色系」を中心とした配色に、緑・青系などの「寒色系」の色相も加えることで、より変化のある風景を試みることができます。

背景との関係

周辺を緑に囲まれた地域と、ガラスのビルに囲まれた地域とでは対象物の見え方が大きく異なります。

例えば、白色。

背景に山の緑がある場合には、色彩の対比現象で、白はより白く見え、シルエットやポリュームが強調されやすくなります。

一方、海辺や河沿いなど周辺に空を隔てる大きな建物などがない場合、高明度の白が、背景の明るい空に溶け込み、存在が消えたように見えることもあります。

さらに、色の面積によっても印象は異なります。

このように色彩は、対象物を見ているつもりでも隣接するモノや背景との関係で、見え方が変わるのです。

一般的に「色は時間や光の変化、光沢の有無などで見え方が変わるから難しい」と言われることもあります。

ここで整理しておきたいのは、光の反射がつくりだす現象性と、色自体、または色同士の関係性が持つ特性がつくりだす現象性とは種類が異なるということです。

水面に映る光の反射を中心に空間デザインされることもありますが、まずは定位し表面の質感がハッキリ認識できる部分の見え方を正しく理解することが必要となります。

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