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必要の場をツクル設計事務所-長尾アトリエ の 長尾 です。
カーシェアリングサービス通称オートリブ
ヨーロッパ有数の巨大都市、フランス首都パリ。
人口は210万人で新潟県や長野県とほぼ同じ、面積は105k㎡と茨城県鹿嶋市と同じくらいです。
パリでは世界に先駆け2012年。電気自動車(EV)を用いた、大規模なカーシェアリングサービスを本格的にスタートさせました。
このサービス、二酸化炭素(CO2)排出低減だけではなく、雇用創出や移動の利便性向上など、多くの利点を生み出すサステナブルな事例として、
世界的に注目されていました。。
しかし実は。2018年に終了となっています。事実上の失敗ということです。
ということで、失敗から学ぶサスティナブルとして、しばらく、この一連の流れを追って見ようと思います。
まず。安価で便利なEVカーシェアリングで"街乗り"。とコンセプトを設置します。
いまでも世界中の大都市は、自動車による環境・交通問題に、苦しんでいますが、パリも同様で、自動車から排出される二酸化炭素の削減と、慢性化している交通渋滞の緩和という課題を抱えていました。
これらの課題を解決すべく始められたのが、電気自動車(EV)を利用した
カーシェアリングサービス。通称"オートリブ"です。
このプロジェクト。クリーンな環境実現への貢献だけでなく、多くの相乗効果をもたらし、サステナブルな暮らしを支えるために始められました。
オートリブの最大の特長は、これまで難しいと言われてきた自動車の"ワンウェイ(乗り捨て)型"を採用したことにあります。
これにより、発着点を数多く設置する必要があり、2014年当時は、24時間利用可能のカーステーションがパリ市内であれば、徒歩数分間隔で900箇所も配置され、料金も、30分で600~1,000円ほどと、国際運転免許証を所有する観光客も気軽に利用していました。
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