いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
地域冷暖房
新たな試みに挑戦している"TOYOSU22"。
街づくりが進むほどエネルギー需要の増加が見込まれるため、中核である"豊洲スマートエネルギーセンター"では、プラント増設のスペースを準備しています。
通常、街の雑居ビルやマンションでは、屋上や外壁に、冷暖房機の"室外機"が設置されています。
一方、この地域の建物では、エネルギーセンターが、冷暖房のエネルギーを一括供給するため、通常必要になる空調設備の設置費用のコスト削減ができます。
これにより空調設備のスペースの節約でき、加えて、室外機が必要ないので良好な景観の維持にも貢献できています。
建物ごとに、室外機から熱風が噴出されることもないので、外部空間の環境も結果、良好になりそうです。
新たなコンテンツ
都心では珍しく、ゆとりある区画で整備される"TOYOSU22"には、新たな試みが多数集まっています。
その一つに、低酸素環境トレーニングジムというものがあります。
このジム、標高2,000~4,000m相当の低酸素環境をつくりだし、負荷の高いトレーニングが可能なのです。
これまでトップアスリートは、高地に遠征してトレーニングを行うのが一般的でしたが、移動や現地での生活など、時間やコストの負担が大きくかかっていました。
一方、世界屈指のトレーニング環境を整備することで、高地に遠征しなくとも低酸素環境下でのトレーニングができるようになったのです。
ジムは、あらゆるトップアスリートに加え、一般のヒトでも利用できる施設で、いずれは未来のアスリートの育成も視野に入れているようです。
22世紀につなげるために
始まったばかりの"TOYOSU22"の"22"は、22世紀につながる持続可能な街を目指すという意思です。
そこから生まれたのが、3つの"スマートコンセプト"です。
街づくりは始まったばかりで、これから様々なプロジェクトが、進行していきますが、街自体が新たな挑戦のため様々な課題がでると思います。
しかし、このまちに関わるヒトたちが、3つの"スマートコンセプト"を育てることで、22世紀につながる街になっていくのかもしれません。
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