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必要の場をツクル設計事務所-長尾アトリエ の 長尾 です。
アップサイクル
カーボンニュートラルな街。
すなわち。全てを循環させる街を目指しているデンマークの首都"コペンハーゲン"。
その"全く新しい街"を実現するために欠かせない5つのキーワードが、
- グリーン経済
- 再生可能エネルギー
- リサイクリングとアップサイクリング
- グリーンモビリティー
- スマートシティソリューション
です。
この中の3番目、"リサイクリング"とは、いわゆる"リサイクル(再循環)"のことですが、日本だとあまり耳にしない"アップサイクリング"とは?どのようなことなのでしょうか。
前者同様"サイクリング"は"循環"ということは分かります。
では"アップ"とは?文字通り"UP"のことで、元のモノのよりも価値を高めた(アップ)循環のことを指し、新しい価値の創造を意味します。
そのまま解釈すると付加価値を与え、再利用すればするほど、価値が上昇していくといった感じになりますが、実際には価値の上昇が、数値に現れる訳ではないので、創造的破壊のもと、全く"別の価値"を生み出す。
といったところだと思います。様々な領域に浸透し始めているアップサイクリングですが、中でも、"ファッション"と"生活雑貨"の領域での成功事例が増えてきています。
その先駆けのひとつ。スイスのブランド"フライターグ"。
- オープンカーなどに使われる"幌(ほろ)布"
- 自動車の"シートベルト"
- 自転車の"チューブ"
これらを用いた、実用的でデザイン性が高い"バッグ"で、知られるようになりました。
また"フライターグ"同様に、自動車の部品はもちろん、軍用の布製品や、様々な理由で、お蔵入りとなった古材なども、"限りある資源"としてカジュアル服として蘇らせているフィンランドのブランド"グローブホープ"。
"美・自然環境・倫理"を基本理念とし、各素材の"由来"やアップサイクルの"意義"を製造過程でタグに記すことで、エンドユーザーに対し、サスティナブル・デザインを身近に感じてもらう。
といった。。意識改革にも取り組んでいます。
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