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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です
実践されるサスティナブル
昨年末、重要文化財に指定され、観光地・ロケ地として賑わい見せたワイン醸造場である"牛久シャトー"内飲食店が、すべて閉店となりました。
資料館の見学と園内散策は持続しますが、実質的な"閉鎖"です。
地域の事業者団体は行政とともに存続願いをしていますが、行列を失った他の遺産などと同様、今のところ再生は難しそうです。
そこで今回からサスティナブルを"実践している"と言われている街やヒトが、具体的に何をしているのか?に焦点を移して見ようと思います。
まず、サスティナブルな街を実現しようとする場合。全国共通の問題となっているのが、過疎化・高齢化です。
これを打ち破るために各自治体は、試行錯誤をしていて、その中でも特に、雇用を生み出す企業誘致は、効果的なのですが、実際には、なかなかうまくいきません。
そんな中、徳島県北東部に位置する"神山町"に。。"ITベンチャー"や"起業家"が、次々と"移転・移住"しています。過疎化が進んでいた街を賑わいある"働く場"に変えてきた"プロジェクト"。。
その仕掛け人が、NPO法人グリーンバレー理事長大南信也氏で、約20年前から国内初の
- アダプト・プログラム
- 神山アーティスト・イン・レジデンス
を始動させます。
この"アダプト・プログラム"といったモノ。最初はアメリカ・テキサス州で始まります。
1985年。ハイウェイの散乱ごみ"清掃費の削減"を目的にもともとあった"清掃ボランティア"の仕組みを発展させ、約10年間で全米に広がります。目的は"市民"と"行政"が協働で行う"清掃美化"と"経費削減"と。。。。すごく明確です。
アダプトとは、英語で"養子にする"の意味。一定区画の"公共の場所"を養子に見立て、市民が愛情をもって面倒(清掃)をみ、行政がその活動を支援するといった制度なのです。
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