いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です

現実の働き方は?

みなが"同じカタチ"になることを良しとした時代は過ぎ去り、いま、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方が求められています。

そんな中"地域再生"のためサテライト・オフィス誘致といった試みをしている徳島県神山町に、新たな働き方を選び、仕事の質や生産性の向上を実現している㈱プラットイーズという会社があります。

こちらの会社、独立系のベンチャー企業のようで、地上波・衛星放送・ケーブルテレビ・・光ファイバーテレビ・・インターネット放送・・などなど。

日に日に多様になる"映像の放送形態"の"放送システム"を開発をしている会社のようです。

では、どのようなサテライトオフィスを開設したのか。

それは"築80年の古民家"です。建物の周りをクルット縁側が囲み、四面ある外壁は、すべてガラス張りに改築され2013年に通称"えんがわオフィス"として開設されました。

本社は東京なので、首都圏での災害時に業務をストップさせず、データを守るバックアップセンターとしての目的あるようですが、"新たな働き方"を体現するための"先進的"な運用・開発センターとしての位置づけもあります。

このため、自然に囲まれた風情あるオフィスなのですが、内部は、最新の設備と機材が揃っていて、高速専用回線を整備することで、東京本社・大阪オフィスとのコミュニケーションはもちろん、情報系や素材業務も円滑に行うことができ、どの場所でも同じように仕事を進めることができるのです。

ただ、都心と異なるのが、秋には皆で薪を割り、敷地内の田で収穫した新米を食べる。

母屋は商店街に面していて、地元の人たちがフラリと遊びにくる交流の場にもなっている。といったことです。

さらに、この会社の面白いところが、どの場所にも宿泊環境が整っていて"えんがわオフィス・東京・大阪"は、自由に行き来して良いということです。

そして希望すれば、神山町での常勤も可能なのです。

もはや、場所に序列は無くなりもし"左遷"などと言っている組織があるとすれば、その組織は、現在を生きていない組織なのかもしれないと、思いました。

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