世界遺産登録された理由
いつもありがとうございます。
【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
オランダ独立戦争時。
行き場を失った"貿易商"や"移民"たちを
"寛容的"に受入れたアムステルダム。
そのため当時は、
・ 貿易(貿易商を受け入れたため市場が拡大)
・ 住宅街(移民のため)の構築
・ 防衛(戦争中なので)
を軸にした"街のカタチ"を必要としていました。
その結果、
運河を同心円状に配置する
"運河(17世紀)地区"が生まれたのです。
2010年。
この地区が世界遺産に登録された時、
市民が、"寛容的"であり、
そして、
その寛容さに"誇り"を持っている。
との市の説明の背景には、
こんなに壮大な出来事があったんですね。
そもそも、
世界遺産に名乗りを上げたのも、
21世紀になり、
多くの現代の市民が、
当時の"誇り"を"過去の価値"と
感じ始めていたからというのも理由のひとつのようです。
つまり、
街が評価されることで、
現在にも"続いている"価値
と、
オランダ社会が再認識したかった、
んですね……きっと。
モダニズムへ移行で割愛20200718