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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
本当に厳しい評価をしているのか?
現在、世界遺産には"増えすぎ"の問題があります。
しかし今でも、地域知名度の上昇。そして、
それに伴う大きな"経済効果"を期待するため、
登録に向けて、
世界各地で積極的な準備をしています。
この現状に対しユネスコ側では、
専門家による"厳密な調査"を行い
"厳しく評価"している。としています。。
では"調査・評価"のそもそもの手順とはどういったものなのか。
登録を目指す際、まず、各国の政府が、
ガイドラインに添って"推薦書"を作成し、ユネスコに提出します。
次にユネスコは、
イコモスなどの専門家集団に依頼し、
登録にふさわしいかどうかを、
"調査・評価"してもらいます。
そして、
この"調査・評価"をもとに、年1回開かれる
21国で組織された"世界遺産委員会"で、
登録の可否が"正式に決まる"。
という仕組みです。
この手順中のイコモス等による"調査・評価"。
の部分をユネスコ側は、"厳しく"している。
と主張しているのです。
当然、専門家の"調査・評価"は、
世界遺産委員会の場でも"重要視"され、
登録の可否を大きく左右することになるのは、
容易に想像でると思います。
ところが、この"調査・評価"が、
最終的に"くつがえされる"ことが少なくないそうです。
昨年開かれた"世界遺産委員会"では、
最終的に「21件」が登録されたのですが、
事前のイコモス等の専門家の"調査・評価"で、
"ふさわしい"とされていたのは「12件」で、
半分近くの「9件」は、
登録は"できない"という、
とても"厳しい評価"だったにも関わらず、
これを"くつがえして"の
"世界遺産委員会"による
登録だったようです。
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