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多種類のエネルギー
英国のシンクタンクによる"地球幸福度指数"において、近々では、3連続1位のコスタリカ。
大規模な河川と雨に恵まれたこの国では、電力の70%以上は、水力発電によるもので、近年では、地熱発電や風力発電の利用も拡大しています。
このため、再生可能エネルギーからの発電は、全体の98%以上となっています。
また、コペンハーゲン等の環境に配慮している都市同様に、将来的には、排出される二酸化炭素をその吸収量と相殺する"カーボン・ニュートラル"を目指しています。
コスタリカの中心部に位置し、国民の約20%が暮らす首都"サンホセ"は、数年前から米州開発銀行が、中南米の"新興都市"を対象に進めている"新興・持続的都市開発イニシアティブ"の対象都市となっています。
つまり、ラテンアメリカやカリブ諸国の"成長中の中間都市"の生活の質を高めるために、インフラ整備などを含め、エネルギー・土地活用・安全・廃棄物・交通・水・衛生など多領域にわたるプロジェクトの分類や優先順位付けをし、実行のサポートをするといったことを目的としているのです。
また、"新興・持続的都市開発イニシアティブ"のもと、順調な経済成長を目指し、土地活用や運輸交通など、都市開発での"電力需要"が、増加していることから、"エネルギー"に関しては、特に力を入れており、再生可能エネルギーを中心とした電源開発を進めています。
一方、コスタリカ政府は、天候に左右されない安定した発電ができる地熱発電に関心が高く、2013年に始まった地熱発電所建設プロジェクトには、日本の独立行政法人"国際協力機構"も協力しています。
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