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【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
田園都市 構想
首都圏を中心に、"シェア畑"が、次々にオープンしています。
空き家対策にも深く関わっている出来事ですが、住宅需要の一巡と農地保全を求める声を受け、政府は今年4月にも「都市農業振興基本計画」を決定することで、市街地に残る"農地の宅地化"から"農地を守る"方針に転換し、農地の"税負担"を軽減する考えを示しています。
80年代いわゆる、バブル景気に後押しされ、ベットタウン領域に位置する"農地の税金"は宅地並みに増税されました。そこで、"農地"をつぶし、開発業者などに売却する"農家"が増加するコトとなり、
ここ40年間で"都市農地"は、1/3にまで減少しました。
"空き家"問題に揺れる中、税負担の"軽減"で、"宅地を農地に戻し"腰を据えて農業を営むヒトも出てきそうです。
地産地消。4月から、"電力自由化"が始まります。従来地元の電力会社としか契約できなかったものが、全国どこで、どのように発電された電気でも利用可能です。
そして、その選択肢の一つに、
- その場所の"風"
- その場所の"波"
を"使った電気"を利用するコトができます。地産地消です。都市農地も同じで、もちろん選択の自由はあるので、全国ドコの野菜でも食べられるのですが、
- 安心で安全な食への関心
- その場所でつくられた野菜を食べる
地産地消です。どうやら、一連の出来事は、偶然ではないようです。。。
戦後の日本は、瞬発力で、一気に経済大国になりました。そしていま、ゆっくりと"持続可能な社会"へ、移行する中、欠けていたモノが、浮き彫りになり始めています。
100年前のイギリスは、
国土の成熟と首都ロンドンでの雇用の飽和により、不労者の増加が社会問題となっていました。そして、当時の状況を"打破"すべく登場したのが、E・ハワードによる「田園都市」構想でした。
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