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必要の場をツクル設計事務所-長尾アトリエ の 長尾 です。
カーボンニュートラルな街
カーボンニュートラルな街を目指しているデンマークの首都"コペンハーゲン"。
2012年に"CPH2025気候プラン"なるこれから目指す社会方針を公開し、世界に先駆け"挑戦"を始めています。
具体策を1行で表現すると、"グリーンでスマート、カーボンニュートラルな街"。
つまり、いままでのように、環境汚染・温暖化・森林伐採・枯渇するエネルギーの使用。。などをやめても環境にやさしい社会で豊かな暮らしが成立する、"全く新しい社会"ということです。
その具体策としてのキーワードが
- グリーン経済
- 再生可能エネルギー
- アップサイクリング&リサイクリング
- グリーンモビリティー
- スマートシティソリューション
の5つで、コペンハーゲンはこれらの分野で世界をリードし始めています。
これら5つのキーワード。言葉だけでも"引力"があるので、ちょっと立ち止まってみます。
1.グリーン経済とは。
簡単には言葉そのままに、"環境に優しい経済"ということですが、枯渇すること必至の、"環境破壊"を伴う開発で発展してきた"いままでの社会"と全く逆で、"持続可能な開発・発展を実現する"社会のあり方を指しています。
もっと砕いてみると。。まず、環境問題を"解決するための"投資を促進しすることで、資源を効率的に使用し"炭素排出量を低減"させる。
そして同時に、自然破壊による経済成長ではなく、破壊を減らして環境保全を図りながら生物の多様性を守り、経済"成長"と"持続可能性"を共存させ、不平等や貧困を解消することを目標としている社会のことです。
難しいです。。簡単に解釈してみます。
つまり、環境保護と聞くとボランティアを思い浮かべがちだと思いますが、グリーン経済では、まず行政が税金を投入して"環境保護"という正式な"社会領域"をつくります。
そして、この領域を中心に、"新たな社会領域"と"新しい仕事"を増殖させ、"街も人も環境"も良い関係を持続しながらも"豊かな生活"ができる。。といった感じだと思います。
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