いつもありがとうございます。必要の場をツクル設計事務所-長尾アトリエ の 長尾 です。
場所づくりを3Dによるビジョンの共有から始めることで、確かな結末にたどり着くためのより良い道筋が現れます。
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新たな世代の考え
神戸西神ニュータウンの街づくり協議会では、2011年から街づくり推進者の養成講座を行ってきました。
2018年には、歴史的地区でも都心部でもない、一般的な住宅地である西神の「かりば地区」で、NPO「コミュニテイかりば」と共同で講座を行うこととなりました。
その際、新しい世代の住人や新たに居住を検討している人たちから多数の声があがることとなります。
それは従来のように、敷地が広く緑豊かな住宅地では、費用・時間的に管理が大変という理由から敷地を小さく分割し、管理に手間のかからない状態を望むというものでした。
考える会での課題
養成講座は2018年に終了し、翌年には講座で浮き彫りになった課題を解決するために、地元住民を中心とする「かりばすまいづくりを考える会」が創設されます。
さらに、運営主体は幅広い課題に対応するために、NPO・街づくりの研究会・行政・一般財団法人など複数の団体で構成する「かりばすまいづくり縁卓会議」が担うことになりました。
「考える会」のワークショッフでは、講座中に問題提起された課題と要因の整理から始めています。
手順としては、まず住民が望む外構デザインをヒアリング。
次いで、福祉・子育て・空き家問題等を踏まえ、敷地の使われ方や維持管理を考慮し、従来の理想的な住宅地と現在のニーズに食い違いがあることを改めて認識します。
そして、既成概念の景観のイメージから脱して新しい世代にも受け入れてもらえるように、ガイドブックの作成を目指すこととなりました。
ガイドブックの目的
ガイドブックのコンテンツや表現についての検討は、「縁卓会議」で進められることとなります。
まずは目標として、地域に開かれた外構による魅力的な景観と場所づくりとし、実現するための指針と位置づけられました。
地域に開かれた外構とは、塀や生垣または無機質な駐車場で境界を示すものではなく、様々な場面で生まれる生活の様相とその舞台を設置することを目標としたのでした。
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