いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
挑戦
カリブ海を海岸線にもつコスタリカでは、炭素排出ゼロという目標を掲げそしてほぼ実現しています。
そこには、穏やかな国民性と高い教育水準があるのではないかと言われています。
1900年代には、軍隊を廃止し、積極的永世非武装中立宣言を発表しています。
さらに、"平和"及び"環境"教育を行い、国民の意識の向上も目指してきました。
その結果、世界に先駆けて、エコで持続可能な社会が、実現できているのかもしれません。。
もちろん、穏やかな国民性といっても、他人と対立することはあります。
しかしそれを、何もせずに回避したり、暴力や喧嘩で解決するのではなく、話し合いで解決していこうという意識が、強いのではないかと言われています。
この国のヒトたちは、国民"ひとりひとりの平和"が、地域や国家、ひいては"世界の平和"に、つながっていくと考え、さらには、平和国家であることに、誇りを持っているようです。
このような、雰囲気を端的に表しているのが、他のスペイン語圏にはない、コスタリカ独自の"プーラ・ヴィダ"という言葉。
直訳すると"ピュアな人生"です。
人によって込める意味は様々で、"元気?""またね"なども、"プーラ・ヴィダ"で表します。
"どんな時でも、どんな状況でも、今を幸せに生きていこう"という、生きるうえでのポジティブなメッセージをこの言葉で発信しているんです。
生物多様性と再生可能資源に恵まれ、自然と人間とが調和した暮らしを営んでいるコスタリカの人々。
次の時代をよりサステナブルなものにしようと行動する国民一人ひとりの意識が、「幸福度の高い国」をつくり上げてきたといえそうです。
コスタリカのサステナブルシティへの挑戦は続いていきます。
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