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日本での建築基準

イギリスでは、良好な街の景観を維持するために建築許可の際、デザインの協議・調整を行なう場合があり、これを行なっている行政機関がCABEです。

日本では建築の際、数値的な判断による確認申請が主で、良質や美しいといった判断基準は、ほぼ含まれていません。

数値化できない試み

このため、良質・美しいというような、物事を数値化できない定性的な基準を取り入れるためのいくつかの試みがあります。

例えば、建築基本法の制定活動。

数値的な解釈を行なう建築基準法とは異なり、建築は文化であることを理念とする考え方を取入れる試みです。

また建築基準法には、大きく単体規定と集団規定があり、この内の集団規定を許可型の申請にする試みもあります。

単体規定とは、文字通り建物単体の構造や防火・衛生など、全国共通の安全基準ですが、これに対し集団規定とは、周囲の環境の中での基準となります。

例えば、住宅地の中に、大きな音が出る工場を設置できないようにしたり、隣地の日照を確保するために、建物の高さや影の動きに制限をかけたりする基準のことです。

つまり、現在の建築基準法は、主に数値的な判断になっていますが、建物の形態などに関わる集団規定については、状況に応じ柔軟に問題を解決するような、裁量性のある許可申請にしようとする試みを行っているということです。

恐らく、従来は無かった良質・美しいというような数値化できない定性的な判断を、ここで協議・調整を行い判断するといった意図があるのだと思います。

さらに、イギリスのCABEのような仕組みを日本版CABEとして取入れようとする試みもあります。

これを推進している団体としては、日本建築家協会(JIA)や日本建築まちづくリ適正支援機構などがあり、JIAでは、近年の事業計画に日本版CABE推進を加え、委員会でデザイン協議・調整の情報を共有するなど推進活動が行われています。

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