いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
お知らせをさせてください。モデリング😊に「4つのコース」を設置しました。ご興味ある方は、下記URLからご覧ください。
必要の場をツクル最初の一歩
4つのモデリングコース(外部サイト)
空間は新陳代謝できる(リノベーション)
公共施設での工夫
スウェーデンのウブサラ市役所には持続可能課があり、全ての市民の参加を促す9つの目標が掲げられています。
このため公共施設にも、目標を到達するために様々な工夫が見られます。
市立図書館では、年齢や障害の有無に関わらず利用しやすい図書館にするために、子供の遊び場やバリアフリーの配慮があります。
複数ある公園では、安全性を考え、地面に柔らかい素材が使用されている場合が多いです。
また、子供たちのアイデアを取リ入れてつくられた公園もあります。
例えば、多くの子供が親しむ地元出身の絵本作家による「尻尾のないペッレ」を題材にしている公園や小学生から意見を募り、森に親しみやすいキノコやプルーベリーをモチーフにした木製の遊戯を設置している公園もあります。
子供の家
市が管理している子供の家(BARNAHUS)は、虐待等の疑いのある場合に訪問する場所です。
日本で言う児童相談所に似た施設ですが、ここでは、警察官、ケースワーカー、臨床心理士、法律家などの専門家により、場面に対し詳しく検討できるような構造となっています。
そして、様々な色彩や年齢を考慮した遊具や雑貨等で、子供がくつろげる空間となるように心掛られています。
未来を担う学生の街づくリ
高校生や大学生のアイデアを積極的に活用していく試みも多くあります。
WWF(世界自然保護基金)のプロジェクト「持続可能な都市」では、2015年に、自治体が市内の高校と協力し授業の一環として、学生グループがアイデアを出し合うコンペを実施しています。
ウブサラ大学のプロジェクトでは、スウェーデンのエネルギー機構からの助成金により、学生から市内の洪水問題を解決するための計画案を募りました。
このプロジェクトでは、ウブサラ市の特徴的な地形をもとに、学生からのアイデアを募ることによって、斬新で新しい考え方を市政に導入することを目的としています。
市内の複数の大学の学生も含め、アイデアを募りコンべで競い、多様な立場の方々による審査で決定しました。
最終的に採用されたのは、学生グループSOLVEのアイデアで、市の環境政策に反映されることになったのです。
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