いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
捨てるという概念を捨てる
捨てるという概念を捨てよう!を目標に米国で始まった、販売プラットフォーム"Loop(ループ)"は、日本でも動き出しています。
ループでは文字通り、商品をリユース式の容器に詰め、回収し繰り返し使用することです。
2019年から、P&G、コカ・コーラ、ダノン、ボディショップなど20以上の大手企業が参加しています。
今年から日本でも"イオン"が幹事となり、6社ほどがループを開始しています。
先行して導入が進むニューヨークやパリでは、ハーゲンダッツなど、各ブランドの"ロゴ"が入ったステンレス製の容器で配達されています。
ループが目指すのは、新しいものを生み出すのではなく、生活の中で、モノや資源が"自然に循環する"新しい仕組みの構築することです。
徳島県上勝町のループ
上勝町のごみステーションに併設された"くるくるショップ"は、まさに "循環する仕組み"として機能しています。
ここには、年間約10トンの古着や文房具、まだ使える電池などが持ち込まれ、そのうち8から9割ほどは再利用されています。
また、ゼロ・ウェイストアカデミーの事務所内には、リメイク・アップサイクル拠点"くるくる工房"があります。
持ち込まれた"鯉のぼり"や"着物"の生地を1グラム1円で販売し、20人ほどの手仕事で、衣服や雑貨に生まれ変わっています。
出てしまったごみが、資源として再利用されるための取り組みも重要ですが、理想は仕事や暮らしの中で、そもそもごみが出ないことです。
そのために、モノを長く、最大限使い尽くす仕組みとしての取り組みが"くるくる工房"と"くるくるショップ"なのです。
認証制度
最近では、モノだけではなく、ゼロ・ウェイスト(ゼロ廃棄物)に取り組む"町民"や"事業所"の価値とメリットを最大化する仕組みづくりにも取り組んでいます。
その仕組みの一つがゼロ・ウェイスト認証制度です。
- 従業員がゼロ・ウェイストの"研修を受けていること"。
- 自治体の制度に則り"分別・リサイクルに取り組んでいること"。
- 活動に目標を設定して計画的に取り組むこと。
などに加え、全部で6種類の基準を設置しています。
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