いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】－長尾アトリエ の 長尾 です。
カッパドキアの特徴
トルコは、＂西アジア＂に位置するアナトリア半島と＂東ヨーロッパ＂に位置するバルカン半島東南端の一部を領有する共和制国家です。
このように、アジアとヨーロッパの＂境界＂に位置する国のため、古くから東洋と西洋の文明が行き交う地として栄えてきました。
北に黒海、西にエーゲ海。
海を挟んでブルガリア、ギリシャ、東にジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン、南にシリア、イラクと、多様な文化を持つ国に囲まれています。
人口は約8千万人ほどですが、国土は約78万Ｋ㎡と日本の約2倍の広さで、その大部分は高原です。
この中心部にあるアナトリア高原の火山によって出来た台地が世界遺産＂カッパドキア＂です。
カッパドキアには、現在活動を停止している3つの火山があります。
約1000万年前に始まったとされる火山活動によって、大量の溶岩や灰が噴出し、それらが堆積して、100～200m程になる凝灰岩（ぎょうかいがん）の地層をつくりました。
その地層は何万年もの長い年月にわたって、雨水や風などによって削られてきました。
そして、トウモロコシやキノコのような様々なカタチをした岩が並び立つ、独特な景観が生まれたのです。
気候
トルコは国土が広く、地域によって気候が大きく異なりますが、カッパドキアは、標高1000ｍの位置にあり、乾燥帯に属するステップ気候です。
降水量は少なく、雨は主に、冬と春に降ります。
夏は暑く、年間を通して空気が乾燥していますが、朝晩は気温が下がり、肌寒くなるのです。
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