いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

スマートエネルギーシティ

築地から豊洲市場への実際の移転工事からほぼ4年経ちました。

このベイエリア豊洲で、スマートエネルギーシティ"TOYOSU22"なる開発が、始まっています。

最後の"22"は、文字通り22世紀を見据えたサステナブルな街づくりという意味です。

街の中心にある"豊洲スマートエネルギーセンター"は、 地域エネルギーの拠点で、 隣接する"豊洲市場"と"複合施設"に効率的にエネルギーを供給しています。

3つのスマート

豊洲の街づくり"TOYOSU22"には、3つのスマートがあります。

ひとつめが、水辺に緑を取り入れる"スマートグリーン"。

ふたつめが、ヒトの"ココロ"と"カラダ"の事まで配慮した"スマートコミュニティ"。

最後が、ドイツなど欧州の国では、10年以上前から取り組んでいる、地域で効率的にエネルギーを利用する"スマートエネルギー"です。

最初の"スマートグリーン"は、三方を海に囲まれた豊洲の環境に緑を加えることで、水と緑豊かな美しい地域にしようという発想です。

植林した"都市の緑"を長い時間をかけて、いずれ"自然の緑"となることを目指しているのではないかと思います。

そして、この実践的な取り組みが、苗木から森をつくる"新豊洲の森"プロジェクトです。

地域一帯の地権者である"東京ガス不動産"が、苗木の費用などを負担し、社員の手で植樹をしています。

このため、22世紀になる頃には、きっと豊洲は、豊かな森の街になっているはずです。

また、生物多様性にも寄与する本格的な森になるように樹木が選定されていたり、部分的に遊歩道が整備してあり、イベントなどの開催時には開放され、参加者の憩いの場になっています。

スマートコミュニティ

コミュニティもとても大事で、従来の公園のように、"ぼんやり"とコミュニティスペースなどを設置するのではなく、ヒトとの関わり合いを重視し、 "ココロ"と"カラダ" が多様なヒトが集まって、多様な活動をする場を提供することを目指しています。

その実践的な取り組みが、テーマを"SPORT×ART"とした様々な取り組みです。

SPORTの取り組みとして先行するのが、 "全天候型60m陸上競技トラック"を有するスポーツ練習施設です。

ここでは、ほぼ毎日、子供むけの"かけっこスクール"が運営されているほか、50m走測定会など大人も参加できるイベントが開催され、時に数百人近くの幅広い年齢層の人々が集まることもあります。

定かではないのですが、恐らく、乙武洋匡さんが両足の義足歩行の公開練習をしているのが、この場所だと思います。

ARTの方はと言うと、デジタルアートなどで広く活躍している"チームラボ"の暫定施設"チームラボプラネッツTOKYO"などもあり、年間80万人が訪れ、新名所になりつつあるようです。

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