いつもありがとうございます。必要の場をツクル設計事務所-長尾アトリエ の 長尾 です。

無料・Zoom質問受付中!
https://app.aitemasu.me/ev/gfrknztd6oct
▶アイデア整理の「壁打ち」にどうぞ!
▶カレンダーから簡単予約!

建物を壊したあと

石膏ボードはどこへ行く?

建物をリノベーションするとき、壁や天井を解体すると、たくさんの材料が出てきます。

木材、金属、ガラス、断熱材など、そして住宅やオフィス、ホテルなどで、とてもよく使われているのが、石膏ボードです。

普段は壁の中に隠れているので、あまり意識することはありません。

でも実は、建物を解体すると、この石膏ボードが大量に廃材として出てきます。

では、その石膏ボードは、その後どうなるのでしょうか。

1話目.そもそも「石膏」って何?

石膏はもともと天然に存在する鉱物です。

石膏ボードとは、名前のとおり、石膏を芯材にして、その両側を紙で覆った建築材料です。

石膏ボードの原料となる石膏には、天然の石膏だけでなく、火力発電所などから生まれる副生石膏や、使用済みの石膏ボードなどから回収された回収石膏も使われています。

製造するときは、石膏を焼成して「焼石膏」とし、そこに水や添加剤を加え、ボード状に成形していきます。

つまり石膏ボードは、「石膏+紙」という、とてもシンプルな構成の建築材料です。

それでいて、「防火性・遮音性・ 施工のしやすさ・ 経済性」などに優れているため、住宅からビル、ホテル、学校まで、さまざまな建物に使われています。

つまり、街の中で毎日いる建物の壁や天井の多くに、石膏ボードが使われているということです。

それだけ多く使われているということは、建物を解体したときには、それだけ多くの廃材が出るということでもあります。

2話目.捨てるだけではない

解体された石膏ボードは、そのまま廃棄されるだけではありません。

紙と石膏に分け、石膏は再び石膏ボードの原料として使ったり、地盤改良材など別の用途に利用したりすることができます。

つまり石膏ボードは、「建物 → 廃材 → もう一度資源へ」という循環ができる材料なのです。

一度、壁や天井として役割を終えても、その材料すべてがそこで終わるわけではありません。

形を変えながら、もう一度、建築の中へ戻っていく可能性があります。

3話目.リサイクルは簡単ではない

もちろん、何でも簡単に再利用できるわけではありません。

解体現場から出てくる石膏ボードには、木材や金属など、さまざまな異物が混ざることがあります。

また、保管中に水に濡れたり、他の廃材と一緒になったりすると、再利用しにくくなります。

つまりリサイクルするためには、壊したあとにどう分けるかが、とても重要になります。

建物をつくるときだけでなく、壊すところまで考えておく必要があるわけです。


≪ 1級建築士事務所 長尾景司アトリエ ≫ 長尾景司 ≪

確かな結末へ加速する

– 新築・リノベに挑戦するあなたへ –

場所づくりを3DCGによるビジョンの共有から始めることで、確かな結末にたどり着くためのより良い道筋が現れます。