第四次産業革命

いつもありがとうございます。

【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

創業70年の陶器工房、ヒース・セラミクス。

ショールームでは、

"手づくりのプロセス"を丁寧に表現することで

"商品そのもの"の価値を上げています。

さらに、

陶器売場中心の"ギャラリー"には、

外部クリエーターの"ポップアップ・ショップ"

が、入れ替わりで現れ、

「ダシ・カタチ」として

日本文化が展示されたこともあります。

ショールームからは見えない活動もあります。

"ヒース・クレイスタジオ"では、

モノづくりを通し、陶器という素材の可能性を探っています。

"ヒース・コレクティブ"は、

理念を同じくするクリエイターの集団で、

服、ジュエリー、プリントショップなどを手がけています。。。

従来、

米国ではあまり見られなかった、

このような、"手づくり"というプロセスで価値を上げるコトに

成功した背景には、ある出来事があります。

先日、スイスで世界経済フォーラム年次総会、

"ダボス会議"が開かれました。

そこで、主要なテーマとなったのが"革命"です。

"蒸気機関車"に象徴される1700年代後半からの"第一次産業革命"

"電球・大量生産"に象徴される1900年前後の"第二次産業革命"

が"モノづくりの革命"。

そして、10年ほど前までの"第三次産業革命"は、

"デジタル技術の革命"でした。

ヒースが息を吹き返した背景には、この"第三次"が存在します。

それに対し、

現在進行形で、僕たちは、人工知能などを使って新しい事業を生み出す

"第四次産業革命"にいると言われています。

ダボス会議では、

"産業の現場"はもとより

"日常生活・政治・安全保障・人間の意識"。。までを、

"質的に変える可能性"が提示されました。

"第四次"には、2つの特徴があります。

ひとつ目の特徴は、

"つながる車・自動運転"などの"デジタル技術+モノづくり"に

"3Dプリンターでつくる臓器"などの生命に関わる"バイオ技術"

が、加わるコトです。

ふたつ目の特徴は、

技術の進歩・伝播の"スピード"です。

いま、世界で起きている出来事は、

頭脳集団の米グーグルでも

予想できなかった"スピード"だそうです。

確かに従来、

20年~30年と"世代"で、ひとくくりされていた技術の進歩・伝播が、

昨今、

3年~5年ほどの期間で新陳代謝を繰り返しています。

それは、

技術の進化に伴うアナログのマーケティングなども

同じ速度で変化しているコトからも感じることができます。

。。つづく。