停滞からの解放には、ある変化が必要
いつもありがとうございます。
【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
安定感の中に"多種多様な条件"が入ってくると、
"混沌"としてきます。
"混沌"とは"カオス"のことです。
ごちゃごちゃして、停滞状態に陥ることです。
昨今、
バスの"事故"を耳にするコトが多いです。
事故要因のひとつに
全体を包んでいる"運営システム"の
"未変化"が、あげられるそうです。
多様化する"お客さんの要望"を取り入れるためには、
その受け皿(運営システム)も
変化しなければならないのですが、
受け皿は変化しないまま、
利益を上げようとするため、
"お客さんの要望"の受け入れと"引き換え"に、
運転手の"健康状態"や"勤務時間"
待機バスの"停留場所の確保"
などには、目を伏せ、
結果、
事故につながるケースが、あるそうです。
つまり、
容量の少ない箱(システム)に、
色々な形をしたモノをたくさん詰め込むと、
どこかにシワがより、
そこから裂けてしまうというということです。
いま、
同じことが、"街"にも、起こっています。
・ 遊んでいる子供を見たコトが無い滑り台とブランコがある公園。
・ 近所のお店が閉店し、1日に2本だけのバスを使っての買い物。
・ 地区計画と協定により二世帯住宅に建て替えられない地域。
・ 学校閉鎖による人口の流出。
・ 地域の新陳代謝がうまくいかず、治安が悪くなる。
。。などのように、
混沌とした状態になっている"街"も少なくありません。
一見すると、
街自体が"衰退"しているように思えるのですが、
実際はそうではなく、
"新たな条件"が生まれているのに、
街が、その条件を"うまく取り込めていない"のです。
そのため、
これからの街づくりでは、
マネジメントの役割がとても大事になりつつあります。。。つづく。