いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。

お知らせをさせてください。モデリング😊に「4つのコース」を設置しました。度々ご質問がありました金額も簡潔に分かるように整理しましたので、ご興味ある方は、下記URLから入ってみて下さい。

https://nagao-atelier.com/

空き家問題

兵庫県川西市は昭和40年代から中・北部を中心に、大規模ニュータウンが数多く開発された地域です。

ニュータウンは、街開きとともに子育て世代が流入するため、空き家の増加時期も同じとなります。

管理されない空き家が増えることにより、街の景観、環境、治安の悪化が、懸念されることになります。

空き家対策ナビゲーターの活動

空き家対策ナビゲーターとは、NPO法人兵庫空き家相談センターが、空き家問題に関心のある市民を対象に養成講座を開き、地域主導での空き家対策を構築しようとする取り組みのことです。

講座の受講者は、学生、主婦、仕事を引退した方々など、幅広い年齢層の市民です。

内容としては、専門的な座学、空き家調査や利活用事例のフィールドワーク、相談対応のコンプライアンスなどを学びます。

講座修了後は、ナビゲーターとなり、市内3団地のグルーフに分かれ活動します。

主な活動内容は、空き家相談の窓口となり情報収集を行い、自治体や相談センターへの伝達したり、空き家の調査や管理などです。

このような活動を繰り返し行うことで、定期的な勉強会やセミナーを地域で開催するまでに発展してきています。

空き家対策ナビゲーターの役割

空き家問題は単一の問題で生じている訳ではないので、一つの専門家では解決せず、相談先でたらい回しになってしまうケースが多くなります。

このためNPO法人兵庫空き家相談センターでは、各分野の専門家に属してもらうことで、複雑な問題に対しチームを構成し対応しています。

危険な空き家の状態になると、流通や利活用に時間とお金がかかってしまい、結果、放置されてしまいます。

このような負のサイクルに陥らないために、実際に地域に住んでいるナビゲーターが窓口となり、自治体やNPO法人兵庫空き家相談センターと連携することで、迅速な対応につながっています。

また、地域を問わず、空き家は今後、確実に増加していきます。

このため空き家が、街の構成要素のひとつとしてみなしていくことが、魅力のある街づくりへとつながっていくはずです。

それは、利活用だけではなく、空き家問題の本質にまで関わっていくことで、循環しやすい持続可能な街となっていくことでもあります。

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