団地再生からみる耐震化。
こんにちは。
長尾アトリエ の 長尾 です。
"UR"と"無印良品"が共同で"再生"した「団地」があります。
昨今、メディアに登場していますが、
"終焉"を迎えそうだったその「場所」は、
"無印ファンの入居希望者"獲得により、
"新たな命"が吹き込まれるコトとなりました。
今まで"見たコトない"賃貸部屋の実現への"挑戦"という、
"賃貸マンションのオーナーさん"と
"つくば市の不動産会社さん"の
熱意のもと、
長尾も参加させて頂いた、リノベーション物件が、
つくば市にあります。
先日、
"その物件を掲載して頂いている雑誌"を片手に、
"UR"にお伺いし、
「 団地を"リノベ"で"再生"させてください!」
っと。大きく出たところ、
「 あれは"無印"と"UR"が対等な立場でのプロジェクトなので。。」
っと一蹴されました。。
そりゃそうですよね(笑)。
一方、
再生のための様々な"取り組み"が各地で始まっています。
もともと、
団地は、ゆったりとした敷地に建てられている場合が多く、
異なる世代や地域の交流拠点などにも転用できる、
社会の"貴重な財産"として、
URの「男山団地(72年:京都府)」などは、2013年から
UR ・ 八幡市 ・ 関西大学
が連帯して再生に取り組んでいるそうです。
そして今、
新たな命を吹き込まれ"再生され始める"に至った
"建物たち"の背景には、
"戦後復興~災害克服"という。。
幾多の困難な"壁"を乗り越えてきた歴史があります。
耐震基準強化へ。。
1955年に発足された日本住宅公団。
そこには"法律の整備"という裏づけがあります。
1945年の終戦。
焼け野原の中、雨風をしのぐ程度のバラック小屋からの出発。
その後、
"地震大国"である日本は、多くの災害を経験し、乗り越え、
"安全基準"は、高められてきました。
公団が発足する"5年前"の
"1950年"に"建築基準法"が施工します。
当時の基準は、
新築の場合、壁などの強度を高めるコトで、
"数十年に1度程度"発生する
"震度5強"程の地震でも、
ほとんど"損傷しない"耐震性が義務となりました。
そして、
そこから約30年後、さらに耐震性の高い
"新耐震基準"が整備されるに至る出来事が起こるコトとなります。
数字が多いと分かり難いと思いますので、つづきは次回で。。
今後ともよろしくお願いいたします。
≪ 長尾アトリエ ≫ 長尾景司 ≪
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