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場所づくりを3Dによるビジョンの共有から始めることで、確かな結末にたどり着くためのより良い道筋が現れます。

あなたアイデア映す3D映像からはコチラ↓↓↓
https://youtu.be/2xu7Bs4is9U

SDGs未来都市

福岡県北九州市は、国からSDGsに向けて優れた取り組みをしている都市として選定。

国際機関であるOECD(経済協力開発機構)からは、SDGs推進に向けた世界のモデル都市として選定されています。

このような街づくりは、市民が企業や行政に働きかけたことから始まります。

2013年に、市債(北九州市50周年記念債)と寄付金で市民太陽光発電所(メガソーラー)が稼働し、現在最も大きいモノで、年間約4万世帯分の電力をまかなっています。

北九州市の成り立ち

SDGs未来都市 北九州市の成り立ち北九州市のサステナブルな街づくりは、1960年代から始まります。

1901年に創業した八幡製鉄所を中心に、この街にはモノづくりの産業が集まる一方で、高度経済成長期の洞海湾は、船のスクリューが溶けるほど汚染され、空は七色の煙で覆われていました。

その公害は、大気汚染のために生徒が減り、閉校に追い込まれる小学校が出るほどでした。

このときに立ち上がったのが、洞海湾沿いに位置していた戸畑区の婦人会です。

市民の健康被害が拡大し未来にも影響が及ぶと危機感を持ち、実際に大学や研究機関へ協力を仰ぎ、自ら公害の状況を調査します。

その結果を市民で共有し、企業や行政に改善を求めると、行政はこの声に応え、条例を整備し企業とも公害防止協定を締結します。

これにより、企業側は汚染原因を浄化する技術開発を進めることとなります。

このような対話による公害克服の歴史は、今も学校等で伝えられ、誇りを持っている市民も多いそうです。

モデル化

80年代になると、市民の声により公害克服した成功事例をモデル化し、経済発展のプロセスで、日本と同じように公害に苦しんでいたアジア諸国への国際協力に力を入れ始めます。

こうした取り組みにより、環境共生が、街のアイデンティティとして定着していくことになります。

90年代後半には、全国にさきがけて、廃棄物処理・リサイクル産業を響灘地区に集積し、「エコタウン」認定の第一号となり、2019年時点で、30ものリサイクル事業が運営され、約1,000名を超える雇用が創出されています。

SDGsは、経済・社会・環境の3つをバランス良く組み合わせた街づくりを目指すものです。

このため「SDGs未来都市」に選ばれた時には、環境をビジネスへと展開している点が大きく評価され、その後も工場見学などを通し、ゴミの集積に対し市民の理解を得る努力をし続けています。

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