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色彩調和

一般的に調和とは、「全体が釣り合っている状態」を指しますが、街並みの調和と聞くと「単調で面白味がない」などと想像されがちです。

しかし、そもそも「全体が釣り合っている状態」とは、単調を意味するものではありません。

例えば音楽の場合、音はド・レ・ミなどの音階の表記です。

この音に長さ・高さなどを持たせ、連続させて組み合わせたものが一般的な音楽となります。

色も同じで、音を色、音楽を色彩と考えてみると、色彩調和を想像しやすくなります。

つまり、場所や時代にあった街並みを創造するためには、まず建築物単体の色彩調和が取れていることが大事で、加えて街全体の調和が必要ということになります。

色彩調和の印象を左右する色相

兵庫県の景観条例の基準で、実際の色彩調査結果が反映されているように、伝統的な建築物が集まる街並みではなくても、外観色には一定の秩序が見られることは多いです。

全国で建物に使われている慣用色は、過去から引き継がれている場合が多く、戦後80年間で、タイルやサイティングなどでは、色自体の変化はほとんど無く、明るさを示す高明度色の割合が増加した程度です。

これは、木造からRC造や鉄骨造へと変化していく中で、大きな壁面に塗装が使用される場面が増えたことが大きく影響していると考えられます。

一方、色の鮮やかさを示す彩度については、金属バネルやガラスを使う建築物が増加したことにより低彩度色が中心となりつつあります。

これは、景観法などの色彩基準の認識が広まることで、騒色として見なされるような高彩度色を用いる事例が減少していることも関係しているようです。

自然色

自然界では、暖色系や低彩度色が基準となっていて、色鮮やかな四季折々の色彩変化を支える「地の色」としての役割も担っています。

自然界に見られる色調の中で、面的な広がりを持つ紅葉した樹木などは鮮やかですが、その期間は短く、一時的な存在です。

環境全体を感じる時、穏やかな「地の色」があるからこそ、自然の繊細で多様な変化は、より印象的になるのです。

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