house with boundary

concept

建物を敷地に建てる時、法のもとそのボリュームは規制されます。しかし、住空間そのものは、外壁・敷地境界線などをはるかに飛び越え、時にはプライバシーを侵害される可能性を持ち合わせながら、四季の移ろいなどヒトの感覚に直接語りかけてくる背景と共存します。

住宅の命題である「安心で安全な居場所を確保する」ことを軸に「内部空間」と「外部空間」の境界を慎重に計画することで、「豊かな対話を営むための住空間」を創造することが本計画のテーマです。

third floor – 3階

livingdaining 

具体的風景と連続する性格として、ちょうどかぐや姫が竹から顔をのぞかせているように、外壁から3階空間がひょっこりと顔をのぞかせる造形となっています。

terrace

竹を斜めに切ったような造形により、3階居室は、大きな透明ガラス面で挟まれた内外一体で広がりのある空間にもかかわらず、近隣からの視線を緩やかに隔てます。

reducing light – 街へ還元する光

lighting design

外壁面に配置された、大小の窓から漏れる日常の光を街に還元することで、夕暮れから夜間にかけてのひと時、抽象的な人工の光が、やさしく街を彩ります。

second floor – 2階

private room

大小の硝子窓を配置することで、柔らかな抽象的な光の空間となっています。また可動間仕切りをすべて収納することで、2階を一部屋として使用できます。

bathroom

浴室からつづく半外部のテラスに大きなスリットを施すことで、プライバシーを保ちつつ、浴室内に採光、通風をもたらします。

first floor – 1階

entrance

ガレージ・玄関を廻れる計画とすることで、車・徒歩どちらでもストレスなく移動ができます。

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