いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
大国の対立
最も感染力が強いとされる約100年前のスペイン風邪と今回の新型コロナウイルス。
第1次世界大戦は、未来を担う人材が枯渇するのではと危惧されるほど多くのヒトが亡くなりました。
そんな中、スペイン風邪の流行は、大戦を終結させる大きな要因になります。
一方コロナですが、現在は戦争中では"ない"にもかかわらず、経済大国であるアメリカと中国が、国家間で対立する構図をつくっています。
本来、感染症の大流行=パンデミックは、国境を越えて考えるべき安全の問題です。
にもかかわらす、2020年当時、アメリカ大統領は"武漢ウイルス"と非難し、WHOからも脱退すると言い、対立を演出します。
一方の中国もパンデミックを見事に収束させ、民主主義国家よりも優れていると強調し、物資を提供する"マスク外交"を展開し、世界を助けているという演出をします。
しかし、香港などに対しては人権を抑圧し、尖閣列島で支配を広げるような、強行な政治を行っています。
国を越えての協調が求められる時に、経済大国同士が、対立を激化させるという状況です。
コロナ対応の二極化
大国同士の対立の一方で、各国のパンデミック対応では二極化が起こっています。
ひとつの極は、模範的な対応をしている、中国周辺の台湾・香港・シンガホール、韓国などの小諸国です。
そしてもうひとつの極は、感染率の波で苦戦が続く欧米などの先進諸国です。
何故、中国周辺の小諸国が模範的なのか。
理由としては、これらの国にとって中国は"巨人"であり、日頃からその動きに注意を払っていないと、場合によっては自国の命さえ危険さらされるからです。
このため、中国の公式発表を素直に受け入れるだけでなく、独自に調べたりもします。
中国では、2020年1月に武漢で肺炎として入院ている患者が、コロナ感染症であるとを認めます。
実は台湾では、2019年の大晦日に武漢からの入国管理を始めていました。
このような対応ができたのは、以前から状況がおかしいことに気づき、武漢での医療体制を観察していたからなのです。
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