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場所づくりを3Dによるビジョンの共有から始めることで、確かな結末にたどり着くためのより良い道筋が現れます。

あなたアイデア映す3D映像からはコチラ↓↓↓
https://youtu.be/2xu7Bs4is9U

風のエネルギー

2015年には、北九州市や地元企業が出資した地域のエネルギー会社「㈱北九州パワー」が設立されました。

主に、市内のごみ焼却工場でできた低炭素な電気を、公共施設や民間企業に供給しています。

将来的には洋上風力発電を視野に入れ、太陽光設備を持つ住民からの買い取りも行うことで、エネルギーの地産地消を目指しています。

一般的に、風力発電所に限らず、先進的な大規模計画は、地元の反対で頓挫する場合も多いのですが、北九州市の場合、公害の克服から受け継がれてきた協力しあう文化が生き、地元の理解が得られているようです。

この理解により、市は日本を代表する風力発電拠点を目指して、各自治体や海外の先進的研究機関との連携を進めることができているのだと考えられます。

風力発電は、自動車(ガソリン)産業と似ていて、裾野産業で担う部品は約2万点もあります。

風という枯渇しない地域資源により、水や空気を汚さないエネルギーを生産し、研究機関等との連携と人材育成を行うことで、経済・社会・環境でサステナブルな、街づくりが目指されています。

市民太陽光発電所

再生可能エネルギー導入量の全国トップを目指し、市全体で環境の取り組み盛り上げて、北九州環境ブランドの確立を掲げている北九州市。

市制50周年の事業として、市民太陽光発電所の建設が実現します。

当初地域の団体により、市制50周年に、「心に残る、かたちに残る、未来につながるいい行事」をしたいと、話し合いが始まります。

タイムカプセルなどの案もありましたが、これからはエネルギーの時代ということもあり、太陽光発電所の設置を希望し、検討委員会にかけて市に要望書が提出されます。

これに対し、市から5億円の予算という回答がったのですが、市民による市民のための太陽光発電所なのだからということで、ひとり千円ずつ寄付の呼びかけが始まります。

その結果、北九州の市民環境力が発揮されて1,700万円もの寄付が集まりました。

市民公募債による5億円と寄付金を合わせた5億1,700万円により、1.5MWの太陽光発電所が完成することとなります。

市民還元事業

2013年に売電を開始し、必要である公募債の償還、設備維持費などを差し引いた費用が、市民還元事業にあてられています。

市民還元事業とは、市民生活の向上につながる事業のことで、市の各部局で事業を募集し選定されています。

いい故郷は環境が最も大事として、北九州市は多様な側面でパイオニアの役割を果たしています。

ひとりの100歩より100人の一歩として活動される主体的な市民の存在が、未来都市・北九州市のビジョンを支えています。

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