デザインが及ぼす社会性を考える
個⼈の所有物で、そのすべてが地中に埋まっていても、建築物は公共性を帯びることになります。
そして、この公共性は、時代の流れによって変化を伴います。
⼀⽅、100年前のモダニズム(近代主義)の登場から現在まで、建築物の設計・施⼯プロセスにあまり変化はなく、建築を通しての的確な問題喚起や公共性の反映は、各設計者の⼒量に任かされてしまっているのが実情です。
しかし、量産型の社会が終り、ストック型社会への移⾏は、ヒトの視点にも変化を与え、⺠間建築・公共建築問わず、多くの設計者が建築物を「私的」つくってきたとして、本格的にその公共性が問われ始めています。
当事務所では、建築設計に限らず、ざまざまな視点からデザインが及ぼす社会性を慎重に反映していきたいと考えております。
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