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場所づくりを3Dによるビジョンの共有から始めることで、確かな結末にたどり着くためのより良い道筋が現れます。

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徳川家光

3代将軍の徳川家光が、幕府と藩により政治統制したことや各役職の確立などを行ったこともあり、この頃に官僚制度やインフラ設備が固まったとされています。

体制づくりのひとつとして参勤交代制も行いましたが、これは各地方の大名に戦をさせるのではなく、沢山のお金を使わせることで、戦意を喪失させるような意図もありました。

このため、この頃の江戸の町には、各藩の藩邸があちこちにありましたが、お正月は門松の大きさを競ったそうです。

例えば、土佐藩であれば門松にみかんを飾るなど、どうでもよいことなのですが、本当の戦ではない競争がありました。

平和な世の中を維持するためには、何かで争わせることも必要なのかもしれません。

また戦国時代を経て、平和な時代には不要となった天守閣を設けるなど、象徴的なものをつくることで、民衆の心を支配するという手法もとられていました。

家康の性格

昔は人命軽視のようなイメージを持ちがちですが、家康は現場を大切にする人間でもあったそうです。

江戸時代初期の公共工事では、完全なトップダウンではなく、現場の都合を整理していったらこうなったという側面が大きいようです。

このような話は根拠がない訳でもなく、家光の時代に官僚制度ができたということは、家康の時から行っていた仕事が、3代かけて積み上がってできたということで、つまり、制度が完成するのに時間がかかっていたということになります。

トップダウンの指示では、このように時間がかかることはなく、家康が現場の意見を尊重していたことがうかがえます。

街づくりはサスティナブル

家康の行った5つのプロジェクト。

利根川の水路の変更・金貨の造幣・水道の整備・江戸城の石垣造成・天守閣の建築は、後世に何世代にも渡って引き継がれました。

ガウディのサクラダファミリアのように、複雑で大きな規模であれば、後世にまで工事は残り、必然的に次世代を考えることになります。

つまり、未来を見つめながらモノをつくっていくということは、今も昔もなく普遍的なものなのです。

未来の街づくりのヒント

冬は火事が多く危ないので家族を地方の実家に帰らせたため、家光の頃の江戸は、冬になると人が少なくなっていました。

現在では長らく、住む場所と働く場所が同じであるとが良しとされてきました。

しかしコロナ後、2拠点で暮らす人たちも増加傾向にあります。

このような現象は、江戸時代に直接影響された訳ではありませんが、もしかすると歴史の中に未来のヒントがあるのかもしれません。

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